テニス前と後に必要な体操・ストレッチとは

みなさんはテニスを始める前にどのくらい準備体操やウォーミングアップをしていますか。

夏から秋、また秋から冬に季節が移り変わる中で、体は小さな変化を敏感に感じ取っています。
朝晩だけ少し冷え込む日や昨日は暖かかったのに突然変化する気温。
そんな中でテニスを始める前や後に必要な体操やストレッチ。

日頃の「体への準備」を振り返って見てみましょう。

準備運動を行う意味とは

テニスに行く前の時間をイメージしてみてください。

運動前の体は実は芯の部分で体温が低く、筋肉が緊張状態にあります。
その状態から激しく体を動かしてしまうと、筋肉が動きに驚いてしまいうまく対応できずに筋肉を痛めたりする可能性があります。

これは年齢に関係なくどの世代にも起こる体の現象です。

準備運動をすることで筋肉に流れる血流を増加させ、体の体温が上昇することで筋肉が伸び縮みしやすくなり、体が様々な動きに対応できるようになります。
これにより怪我の予防にも繋がります。

怪我のリスクをできるだけ少なくするためにも、運動前のウォーミングアップに準備運動は欠かせません。

準備運動をすることでパフォーマンスもUP

突然激しい運動をすることで気持ちが追い付かず、パフォーマンスが落ちてしまうことも少なくありません。

以前ジョイナス北野田スタッフブログで紹介させていただいた『テニスの試合初心者に役立つ心構え』でも紹介させていただきましたが
体調管理とメンタルは非常に密な関係にあります。

準備運動で軽く身体を動かすことで、気持ちも上向きになり「これから運動をするぞ!」という感覚になります

“気持ちが運動モードに切り替わる”といったイメージです。
これによって筋肉の状態も柔らかくなり、怪我をしにくくなるというわけです。

最も大きな役割は心肺機能の向上

テニスを始める前に準備運動を行うことで最も期待されることはやはり心肺機能の向上です。

先ほどにも説明した通り、 運動を行う前の体は体温が冷たい状態です。
特に秋から冬にかけては外気温も低いことから体の熱を逃さないように体が硬直し、筋肉が硬くなり毛細血管が細い状態になっています。

このように血管が広がっていない状態で急に激しい運動を行ってしまうと、肺は酸素を取り入れることができない状態にあります。
その状態のまま心拍数を上げる運動をしてしまうと、当然のように息切れをしてしまうことになります。
実はこの「息切れ」が疲労感を感じる原因になります。
せっかく体のためにと思って始めた運動も長続きすることができなくなってしまいます。

テニスをする前に準備運動をすることで肺への負担を避け、心地よく打つことができる体を作ってから始めるようにしていきましょう。

準備運動で体を温めて毛細血管を徐々に広げることで、酸素を取り入れやすい状態に。心肺機能へ適度な負荷を与えて体を慣らすことで、ハードな運動をしても体への負荷を下げられますよ。

テニスの前にやりたい体操や軽い動作

テニスやランニングなど運動の前に体操や準備運動を行うのは分かっているけれど
どんなことをしたらいいのかよくわからない方も少なくありません。

ジョイナス北野田テニススクールではテニスレッスンの前に全員で行う準備運動があります。
コーチの真似をしながらゆっくり行うことができるのでスクールに通っている人はきちんと体操をして体を「運動する前の状態」へ持っていくようにしましょう。

もっときちんと行いたいというのであれば、家を出る前に少し時間を取ってウォーキングや軽いランニングを入れるのもいいでしょう。

ウォーキングやランニングは1番肺の活動力を上げてくれるので、テニスの前に5分、10分でも行ってからスタートすると体の調子の違いに気づけるはずです。

体の疲労を軽減させるクールダウン

テニスのレッスンが終わった後に整理体操を行いますか?という質問に対して「YES」と答える方は非常に少ないです。

まれに「きちんと整理体操を行っている」と答えた人の多くは整理体操を行うことでその後の疲労感の軽減を感じたことがあったり
過去に怪我などをしたことから整理体操を心がけていることが多いです。

終わった後にすぐシャワーを浴びてビール飲んでダラダラしてしまう!
というのも楽しい運動後の醍醐味ですが整理体操を行うことでその後の体の負担は大きく変わります。

こちらもどんなことをしたらいいのか分からない、という方は是非ジョイナス北野田チャンネルにも載っている
「おうちでできる簡単トレーニング」を試してみてください。

体を曲げ伸ばしたり、筋肉や筋を収縮させる動作は運動後のクールダウンにぴったりです。
また、トレーニング要素を兼ねることで理想の体作りの効果もあります。

テニスのように激しい運動をした後に整理運動をせずに急に動きを止めてしまうと、それまで心臓へ流れていた血液が戻りにくくなってしまいます。

このような状態で運動を終わらせしていまうと、たまった疲労物質も除去されないままになってしまうので疲労回にも遅れがでてしまいます。

テニスが楽しくなってくるとついつい「早く打ちたい」「終わった後はおしゃべりしたい」となりがちですが

前後にきちんと体を整えてあげることで体への負担を減らしたり怪我の予防をすることができます。

特に季節や気温の変化を感じる時期には心がけて行うようにしましょう。

ジョイナス北野田テニススクールのコーチングスタッフは専門のトレーナーコーチから毎月体の使い方を学び、自身の体作りにも役立てています。
気になることがあれば是非1度質問してみてください。