動いて治す!腰痛対策

日本人のおよそ8割が人生のうちに1度は腰痛を経験したことがある、と言われるほどポピュラーなお悩み『腰の痛み』。
たいしたことないだろうと甘くみていると重症になり後々つらい経験をすることもあります。
仕事や生活に支障が出ないようにするためにも、「腰痛かな?」のサインがあるときはなるべく早く対応していきたいものです。

腰痛の原因はなんだろう?

人はまっすぐな姿勢で立っているときには、上半身の重みを体全体で支えていますが、『前かがみ』の状態になっているときは上半身の重みの多くを腰で支えることになります。
いわゆる“猫背”のような状態です。

腰は5つの骨で構成されていて、その骨と骨の間に椎間板という腰にかかる負担を和らげる働きのある組織があります。
これが前かがみの状態になると押しつぶされたような形に変形してしまいます。

この時、およそ腰には約200㎏もの負荷がかかると言われています。
このような状態が椎間板に繰り返しかかることで負担を和らげるゼリー状の椎間板の組織が減ってしまい、『ぎっくり腰』と言われる痛みとなって出てきます。

このようにじわじわと「腰痛借金」がたまる場合と、重いものを持った際などに一度に大きな力が加わり痛みの症状が出る場合とに分かれます。

今どきの腰痛改善は動いて治す!

一昔前までは「ぎっくり腰になったら1週間は寝たきり」などと言われたものですが、近年の治療方法としては『動いて治す』ことが主流となってきました。

もちろん腰痛の症状が出た直後は安静が必要です。
通常、1~2日経つと痛みが軽減してくるのでそのタイミングで少しずつ体を動かし始めながら腰痛改善を行っていきます。

基本的な腰痛体操のやり方は、1日1~2回(できる方は3回)、腰痛体操を行います。

両手をお尻の後ろに当て、S字カーブにリセットするようなイメージで腰を反るようにします。

これは腰痛になってから始めるのではなく腰痛の予防としても効果的なので、まだ腰痛になっていない状態の人も日頃から行うことで腰痛になりにくくなります。

理想としては習慣づけて行うことが大切なので「朝トイレに行った後に行う」「お風呂から出た後に行う」など自分の中でルーティンを決めておくことをお勧めします。

特に「ぎっくり腰」はデスクワークの人を中心に“午前中に起きやすい”という統計があるため、朝に行うことでその効果を期待できます。

デスクワークだけでなく、車の運転など座った状態が長い人も同じように腰への負担がかかりやすいため「気が付いた時に取り入れる」ようにしていくと良いでしょう。

慢性的な腰痛を防ぐためにも、テニスを

腰痛が3ヶ月以上続くと、脳が痛みを感じるときに放出するドーパミンなどの神経伝達物質が痛みを和らげようと発動します。
しかし、痛みが続くことに不安を持ち、動くことに恐怖心を抱いてしまう状態が続くとその仕組みがうまく働かなくなってしまいます。

これを改善するためには腰を動かすことへの不安や恐怖心を軽減する必要があります。

テニスの運動要素は腰を回転させる動きが組み込まれています。
腰を軽くターンさせる動きを走ったり打ったりする動きの中に自然に取り込むため大きな負担をかけずに行うことができます。

腰痛を改善するために水泳やエアロビクスなどもイメージしがちですが、「水着に着替えたり髪を乾かすのが大変、続かない」
「初心者なのでみんなの動きについていけるか心配」という声も多く、どちらも継続するためにハードルが上がってしまうことがあります。

しかし、テニスは個人技であり初心者クラスはいたってシンプルにスタートすることができることから「気軽に楽しめるスポーツ」として注目を集めています。

ジョイナス北野田テニススクールではこのようにテニスを全くしたことがない方にも丁寧なレッスンで楽しみながら体を動かしている様子が分かります。

1レッスンが90分、と言われるととてもハードな印象に捉えがちですが、最初はゆっくりペースからスタートすることができます。

先ほどのルーティンに「1週間に1度はテニスをする」という予定を組み込むことで動きながら腰痛予防ができるわけです。
たったこれだけの動きのように思いますが、このような体の動きを行うことで背筋の筋肉がほぐされて
滞った血流が改善され、背筋の疲労が回復しやすくなることが分かっています。

1番理想的な体を動かしながら行う腰痛対策としては
・毎日のS字カーブ体操を朝晩行う
・週に1度の適度なスポーツを取り入れ、血流を良くする
・運動を行った後はクールダウンを行い疲労回復を行う

この3つを生活に取り入れていくことです。

「私は毎日ウォーキングを行っているから大丈夫」と言われる方ももちろん大切なことですが、
ウォーキングは同じ動作をただ続ける動きのためテニスやバトミントンなどのように脳への刺激や肺活量の向上には劣ってしまいます。

以前、ジョイナス北野田スタッフブログでも紹介させていただいた『テニスをすることで寿命が延びる!~テニスと寿命の不思議な関係~』にもあるように
テニスは肉体的にも精神的にも活動的な動作のため長寿No.1のスポーツです。

コロナ禍で注目されている“ 心血管”の研究から出ているデータを基にした研究結果による「テニスは心血管に良いスポーツ」であることで始める方も多くなっています。

「腰痛を治したい」と考えている方も、「腰痛にならないための予防をしたい」と思う方も
腰をいたわり安静にする治療法や改善法ではなく、実は逆の「動いて改善する」という方法が良くなることを覚えておきましょう。

実際にぎっくり腰が起こった人を、できるだけ安静にして過ごした場合と痛みを我慢できる範囲で活動した場合に分けて非か買うしたところ
できるだけ安静にした場合の方が再発の回数が多く実に3倍近くも多かったというデータが出ています。
さらにできるだけ安静にしていた場合には、慢性腰痛に繋がりやすいことも分かっています。

過度な安静やコルセットは控え、痛みが軽減したら体を動かし始めるほうが良いでしょう。

ジョイナス北野田テニススクールではまだテニスを経験したことがない方のために2回まで無料のお試し体験レッスンを行っています。

実際にレッスンの様子を知り、テニスが自分にもたらせてくれる素晴らしいスポーツであることを是非体験してみてください。

また初心クラスは技術向上のため“受け放題クラス”として通う回数に制限がありません。

スクールに入会する際のラケットやテニスシューズも入会特典としてもらえるため「あなたのやる気次第」で十分体のメンテナンスがスタートできます。