「いきなり運動」にご用心

あけましておめでとうございます。

新たな年を迎え、
また新たに健康のため、技術向上のため‥
様々な理由で今年もテニスライフがスタートしたことでしょう。

今回は急な体の動きにびっくりしないよう、
スポーツを始める際の注意点についてお話していきます。

スポーツを始める前に

きちんと定期的な運動をしている向上心の高い方、
テニススクールに通っている人などは
「自分は大丈夫」と安心してしまいがちな運動のスタート時。

突然運動をすると、転倒や血圧の急激な変動など
トラブルが起こる場合があります。

普段、週に1~2回のテニスなどスポーツをしていると、
ついつい「いつも動かしているから大丈夫」と安心しきってしまいます。

今年から「スポーツを始めてみよう」と
スタートしたばかりの人はなおさら、
捻挫や打撲、肉離れなどの怪我を引き起こす可能性があるため、
急な運動の前には少し注意が必要です。

それではどのようなことに気を付けてスポーツを楽しんだら良いのでしょうか。

高血圧や糖尿病、脂質異常症などがある人は
特に動脈硬化を発症しやすく、
心疾患を引き起こす可能性があるため
以下のことに注意して行っていきましょう。

年齢があがると衰えるもの

急に激しい運動を行うことで、体にダメージをもたらす
「低下しがちな体の機能」は次の通りです。

  • 筋力
  • 心肺機能
  • 柔軟性
  • 俊敏性
  • バランス能力

若い頃と比べると様々な機能が低下するため、
特に中高年や先ほどの疾患のある方は運動前の準備がより大切になります。

もちろん、中高年以外にとっても準備運動を行うことは
とても重要とされています。

■運動前にチェックすべき主なポイント 

運動前に特にチェックしておきたいポイントは以下の通りになります。

・体の疲労感はないか
・睡眠不足になっていないか
・食事を抜いていたり、逆に食べ過ぎたりしていないか
・体調不良(微熱やだるさ、咳やのど痛など)ではないか
・体に痛みがないか (こちらは神経痛や足腰の痛みなど)


特に近年、リモートワークが増えたことや
公共交通ではなく車を使用することが多くなったことで
筋力の衰えや体の疲れ、
不調を感じることが多くなったと回答する方が非常に増えています。

普段の自身の生活を見つめ、
まずは自分の体力のキャパを知っておきましょう。

■スポーツの前には準備運動を

ジョイナス北野田テニススクールでは全クラス、
スタートアップ時にコーチ指導による「準備体操」が行われます。

友人同士で市営などのコートを取り、
練習やゲームをすることになると
ついつい話に花が咲き、急に「やろうやろう」と
スタート時の準備体操をすっ飛ばしてテニスを始めてしまうことがあります。

「ちょっとくらい大丈夫だろう」という気持ちが
あとで大きな後悔を生むことになります。

まだ温まっていない体は、急に走り出すことで筋肉が悲鳴をあげ、
筋を痛めたり急な踏み込みやブレーキ時に
捻挫などを引き起こすこともあります。

ジョイナス北野田テニススクールのように
カリキュラムが組まれたスポーツ施設に通っていると
準備体操の後には、軽くボール出しによるストローク練習があり
相手のペースに合わせるのではなく
自身のペースでエンジンをかけることができます。

コーチごとにテーマはありますが、
自分のペース(強さ、体の動かし方)を自身で調整できることで
「いきなり運動」にならず怪我や体への負担を防止することができます。

■「いきなり運動」をしないことで得られるもの

「いきなり運動」をしないことで得られることは
体への調整だけではありません。

ゆっくり準備運動をし、スタートアップ時に
自身の体の調子を知ることで
“テニスの調子”を知ることにも繋がります。

「今日は少し膝に負担を感じるかも」
「いつもより息があがるのが早いかも」
「踏み込み足に違和感があるかも」

自分の体のことは普段から気をつけて観察していると
自然と変化に気づくことができます。

スポーツはそういう意味でも
“自分の体の調子を知る良い機会”なのかもしれません。

そして少しの不調を感じることで

「今日は少し早く寝よう」
「ストロークはゆっくり打つ程度にしよう」
「終わったらおいしいものを食べてエネルギーをチャージしよう」

と自分自身をメンテナンスすることができるようになります。

ジョイナス北野田テニススクールではこのように体のメンテナンスも考慮し、
きちんとした準備運動から体に負担のかかりにくいレッスンメニューを
専属のコーチがスケジューリングしています。

初めてテニスをする方や、
今までスポーツをあまりしてこなかった方はもちろん
急な寒さに不安に思っているスクールメンバーの皆様にも
安心して楽しんでいただけるよう準備してお待ちしております。