子どもの人気習い事“テニス”

子どもの習い事にどんなものが選ばれているか、とても気になる話題です。

毎年、「子どもの将来なりたい職業ランキング」や「子どもにつけたい名前ランキング」など色々なジャンルでランキングになる事柄が注目されています。

その中でも「子どもの習い事ランキング」は上位になる“気になるランキングリスト”なのではないでしょうか。

一昔前まではランキングに入っていなかったものや、意外なものが注目される時代。
テニスはどのような点で「子どもの習い事」として認識されているのでしょうか。

テニスはランキングベスト10に入る!

男女比はありますが、子どもたちの人気習い事ランキングにももちろんテニスは登場します。

毎年、ベスト10に入る人気の習い事といえばどんなものを想像しますか?

様々な企業がアンケートや調査を行っていますが、地域や年齢、男女比によって細かなデータには差がありますが
男女ともに人気を誇るものの上位に「スイミング」があるのではないでしょうか。

昔から「水泳は全身運動」「強い体を作る」というイメージが強いせいかもしれません。
もちろん水泳は風邪をひきにくくする体を作り、全身の筋肉を使うことですべてのスポーツに繋がる万能スポーツです。

そのほか、スポーツと並行して人気のあるものがやはり「学習系の習い事」で、公文やそろばんなど学校の授業に直に繋がるものが人気です。

親御さんの希望としては「スポーツ系」「学習系」を1週間の中にバランスよく取り入れたい、子どもが楽しく通ってくれるものがいい、と考え
プラス「自分で通えるもの」「金銭的に無理なく続けられるもの」「将来役に立つもの」などの要素が求められているようです。

そのたくさんの選択肢の中でテニスもランキング10位内に入る人気の習い事になります。

特にテニスは近年、男の子の習い事ランキングに多く登場するようです。

理由としては「月謝が習いやすい価格である」「個人スポーツであること」「家から通いやすい」など様々な事が挙げられました。

確かに、テニスは個人技です。

人気のスポーツ系習い事に「サッカー」「野球」「ダンス」がよくみられますが、近年は“個性”を尊重される傾向にあり
マイペースなお子様に「テニス」「武道」「スケートボード」などが見られるようになりました。

その中でも「テニス」が支持される理由として「将来趣味として役に立ちそう」「大きな怪我をすることが少ない」「お休みの時などに一緒にできそう」などがありました。

テニスは水泳と同じ効果のあるスポーツ

人気ランキング1~2位を争う水泳に求められる要素は、実はテニスに十分備わっているのです。

まず、注目されていた「全身運動であること」はなんとなく昔からのイメージで水泳=全身運動というイメージが備わってきました。

実はテニスも全身運動なのです。

テニスのイメージを一般的に聞いてみたところ
・ラケットを使う競技
・ボールの感覚が良くなる
・中学の部活にあるイメージ


などがありました。

小学生からテニスを始める、という印象がスイミングと比べると少し低いように感じられます。
けれど、実際にテニスをすることで
・ボールによる空間認識力が上がる
・子どもでも個々に楽しめる球技
・頭を使うスポーツ

などがぎゅっと詰まったスポーツであることが分かります。

これはテニスを経験したことがある大人の方はすぐにピンとくるでしょう。

テニスはコートの反対側からくるボールを追い、自分のラケットに当ててボールを返球します。
その間に「遠くのボール」「移動してくるボール」「自分のラケットに当たるボール」を集中して見ています。
プラス、相手の動きも観察しながらプレーするのでとても頭を使うスポーツです。

以前、ジョイナス北野田スタッフブログ『子供の習い事に良いとされるテニスに通ってみよう』でも紹介させていただきましたが
体を動かしながら頭を使うことは脳の発達に非常に高い効果を生み出すということが近年の研究で分かっています。

スイミングでは体を強くする全身運動が求められ、テニスではプラス頭を使う「対戦型」という点で注目されているというわけです。

テニスに通うことで影響があったとされるお話

過去にテニスに通ったことでこんなエピソードがありました。

①視力が改善された

小さいうちからスマホに慣れ、気が付くと視力が低下していた‥などというケースも少なくありません。
実際にテニススクールでいただいたお声の中で『テニスを始めて視力が回復した』というものがありました。

このエピソードを聞いて、コーチ陣は「なるほど、ありえる話だ」とさほど驚きませんでした。

なぜならテニスは先ほど説明した通り、遠くのボールを認識し、近づいてくるボールを捉え返球するスポーツだからです。
この動作の繰り返しで眼球を覆う筋肉が鍛えられ、焦点を合わせる力がつくことが想像できるます。


このエピソードは小学校高学年の男の子のケースでした。

テニスに通い始めたばかりの頃はボールをしっかり捉えることができなかったのに、
半年ほどしたところ急に上達が見られ、親御さんから「最近子どもがぼやけて見えていたボールがはっきり見えるようになってきたと言う」というお話をいただきました。

テニスがきっかけで視力が回復し、勉強の際にも集中力が増したということですから非常に嬉しい効果があったということです。

実際、視力は関係なくても「ボールを目で追う作業を繰り返し行う」ということが集中力を向上させる、というデータも出ています。

テニスは対戦型のスポーツであることから“夢中になっているうちにいつのまにか”という効果が多いのかもしれません。


②個人技であることで自信がもてるようになった

テニスは個人技です。
集団スポーツの習い事から「チーム戦が苦手で」という理由からテニスへ転換するケースも稀ではありません。

実際、サッカーや野球、ダンスなど「チームで何かをする」という行動に馴染めずテニスを始めたところ相性が良かった、というケースがありました。

大人でもそうですが、仕事でチームを持って作業することが得意な人と、自分でこつこつ何かをする職人型など「適材適所」で働くことがあります。

子どもも同じで、「チームで1つのことを作り上げていく(点数に繋げる、など)」が好きなタイプと
「1人でじっくり戦略を立てて夢中になって進めていきたい」タイプがあります。

どちらも得意な場合もありますが、テニスは1人からできるスポーツであり、最大でもダブルスのペア(2人)が1チームのスポーツです。

自分のことに集中できるスポーツを選ぶことで自信がつくようになった、という話もよく耳にします。

それでもテニスは集団で行う習い事じゃないの?という方のためにテニスのレッスンがどんなものかご紹介しましょう。

テニスのジュニアレッスンの様子

ジョイナス北野田テニススクールのジュニアレッスンでご紹介させていただきます。

1番早い時間帯、主にSt1と呼ばれる小学校低学年の子供たちが通う時間は平日の16:30からスタートします。

ジョイナス北野田テニススクールではその前の時間帯に一般レッスンが入っていないため、クラスによっては少し早く集まった子どもたちが
コートの中でボール遊びをしたり、クラブハウスの中でパズルやカードゲームをしている姿を目にすることもあります。

ジュニアレッスンは最大で10名。
この時点で「集団の習い事」という印象がありがちですが、レッスンがスタートすると個々の練習が主になります。

まず、ウォーミングアップで十分体をほぐし、そのあと1人ずつボールを打っていきます。

特にSt.1クラス(小学校低学年)の子どもたちはコーチと1対1でラリー練習をすることなどから
「どうやって上手にボールを飛ばそう」と個々に工夫していく“集団の中で個々に課題を見つけて行う”ことが多いスポーツでもあります。

その個人技の中で周りに同世代の子どもたちがることで周りを意識し始めるちょうどよい年代とも言えます。

また、 5~12歳(年長~小学6年生)の期間は【ゴールデンエイジ】と呼ばれ、
子供の身体能力や運動能力が著しく発達する時期になります。

この期間に、身体を動かすこと、同時に脳の活動を活発にすることで体だけでなく脳への影響も大きくなり学力向上にもつながっていくと言われています。

ジョイナス北野田テニススクールではSt.1クラスのあとSt.2クラス(小学校中学年~高学年)へと進級していき
その後「もっと上達を」と進みたい子どもたちがJrクラスへとあがっていくスタイルとなります。

この春、たくさんの子どもたちがテニスをスタート!

2022年春、ジョイナス北野田テニススクールでは例年より多くの子どもたちが「テニス」という習い事をスタートさせました。

理由は様々ですが、 ラケットを持つことで相手と距離を保つことや対戦相手とネットをはさむことなどから
「ソーシャルディスタンスが保たれるスポーツ」=「テニス」という点で注目が集まり
そのうえ「夢中になれる個人技で学力向上にもつながる頭を使うスポーツ」という点で選ばれるようになってきたからではないでしょうか。

実際、テニスは「走る」「止まる」「考える」「打つ」など様々な複合動作があり、その上で「対戦することで夢中になり、集中力が増す」スポーツです。

男女ともに楽しむことができ、同じフィールドで対戦ができるジュニアテニス。

子どもに習い事をさせたいなと考えたときにやはり心配なのが「楽しんでやってくれるか」「続けられるか」というものが先に来るのではないでしょうか。

ジョイナス北野田テニススクールでは2回まで無料の体験レッスンを設け、子どもたちにレッスンの雰囲気やテニスとはどのようなスポーツなのかを味わってもらっています。

そして親御さんの心配はもう1つ。

「テニスって道具にお金がかかりそう」

ジョイナス北野田テニススクールはラケットの無料レンタルがあり、体験時に用意する必要もありません。
また、子どもたちには「テニスシューズが必須」というわけでなく「普段の履きやすいスニーカーでOK」ということを推奨しています。

テニスはちょっとステイタスのあるスポーツ、と認識されがちですが実はそれほど敷居の高いスポーツではないのです。

まずは始めてみましょう。
テニスが楽しいスポーツかどうかは、体験したお子様に聞いてみるのが1番かなと思います。