ラケットを使わずにできる簡単なテニスの練習

テニスコートを離れるとテニスの練習ができなくなるような気持になりますが、実はテニスの感覚を覚えておくためにできる簡単な練習方法があります。

家でもテニスの感覚を養えるの!?

普段のテニスのレッスンだけでは知らなかった「テニスの感覚を磨く練習方法」をジョイナス北野田テニススクールのコーチたちが紹介していきます。

ボール2個でできるテニスボール積み

まずは大人も子供も簡単にできるボール積みから行ってみましょう。
ボール積みはテニスに何の関係があるの!?と一見思いますが
実は集中力を鍛える練習で、どこでもできる良さがあります。

時々ジュニアの子どもたちがレッスン前などに「見てみて!乗った!」と報告してきてくれることがあります。
意外と簡単にやってのけちゃう子どもたちですが、実際は難しかったりするのです。
以前は簡単にできたのに、しばらくやっていないと感覚が鈍るという声もあります。
なんだかテニスの練習と一緒ですね。

ただボールを積むのではなく、集中することプラス『ボールを触っている』というところが大きなポイントです。

しばらくボールを触っていないと重さや大きさの感覚が鈍ります。
こうして遊びのようなものの中でボールの重さなどを感じることは非常に大切です。
ボールが2個あればできる『ボール積み』を是非やってみてください。
動画は2個積みになりますが3個積んだことがある方もいるそうです。

ラケットを使わずに空間認識を鍛える練習

テニスコート以外で行う練習で、ラケットを使わなくてもできることはたくさんあります。
特に家からなかなか出れない時期は感覚を養うチャンスだと思ってください。

ボールが1個あるだけで簡単にできる練習に『背面キャッチ』があります。
こちらも大人・子供関係なく誰でも簡単に練習できるのがいいところです。

特に子供のうちは「空間認識能力」を鍛えてほしい大切な時期。

自分の見える範囲だけでなく「自分の投げたボールがどんな軌道を描いているのか」「どんなスピードで落下してくるのか」などを想像して感じることが大切です。

この空間認識能力を磨くことは、テニスだけではなく他競技でも多く活かされます。
ボールをどんな強さで投げたのか(テニスであれば打ったのか)、それによってボールはどんな軌道を描いたのか、想像することで相手から来るボールへの予測も立てれます。

簡単なようですが、この意識をつけることでボールに対するセンスを磨くことへも繋がります。
このほかにもキャッチボールやバウンドしたボールのパスごっこ、ドッヂボールのようによけるなどの感覚も同じように空間認識能力を高めていきます。

ゲームに必要なサービスにまつわる練習

テニスのゲームでサービスにお悩みの方は数多くいます。

ジョイナス北野田スタッフブログでも過去にテニスのトスアップを向上させる方法
テニスのサービスの基本 のようにサービスをクローズアップした情報をお伝えしてきました。

それだけサービスはゲームにとって非常に重要なショットであるのです。
ゆえにサービスが上手くいかずに悩んでいる方も多いのでしょう。

サービスが安定する練習方法の中に注目していただきたいのが『トスアップ』です。
サービスは止まった状態でボールを自分自身で挙げて打つショットです。
相手から打ってきたボールを打ち返すのではないのですから、トスアップを安定させることはいいショットを打つ重要な要素に繋がります。

しかもサービスはトスアップが上手くいかなかった場合、やり直すことができます。
トスアップを安定させれるようになればゲームの主導権を握ることに繋がり、ポイントが取りやすくゲームの流れも掴みやすくなります。

この練習方法は「椅子に座った状態でトスアップの練習をする」というのがポイントです。

椅子に座ることで下半身が固定され安定します。
実際のサービスで打つ時にバランスを崩しやすい方は是非この方法をトライしてみてください。

そして「家の中で行う」というのにも大きな意味があります。
家の中だと天井があるため天井に当たらない高さにキープしようとします。
同じ高さに何度も同じように投げることができれば自然とトスは安定してきます。

動画は「椅子に座って」行っていますが、もっと高さを出したい場合は床に正座してトスを挙げるという方法もあります。

かの伊達公子選手は試合前夜、正座の状態でトスアップを100回行っていたそうです。
それだけプロの選手もトスアップの大切さを分かっているのです。

ラケットがなくてもできる、モチベーション

テニスコートで練習ができないなんて。
ラケットを使わないとテニスの練習にならない。

そんな風に諦めてしまわず、「こんな練習できる」「こんな工夫がある」とポジティブに取り組める人は
実際のゲームでも発想能力が高く展開をいろいろ考えることができる人
が多いです。

「今できることをやってみよう」と構え、目の前にあるものに集中し、夢中になれる人は強いです。

大人の方も子供たちにもそんなモチベーションを持って取り組んでいただきたいなと思います。

テニススクールジョイナス北野田『ジョイナスチャンネル』を設け、動画で皆様に簡単にできるテニスの練習方法を配信しています。

ちょっとやってみようかな、と思ったら一緒に挑戦してみましょう。
チャンネル登録もお忘れなく!
新しい情報が更新されたらいち早く練習に取り組むことができます。

テニススクールジョイナス北野田